2010年03月12日

『週刊金曜日』PRESENTS vol.21

「左翼・右翼がわかる!」

左翼・右翼の源流から昨年の政権交代まで、重要人物や事件などを、縦横無尽に語り尽くす。

【出演者】
雨宮処凛(『週刊金曜日』編集委員)
佐高信(『週刊金曜日』編集委員)
鈴木邦男(「一水会」顧問)
南丘喜八郎(『月刊日本』主幹)

OPEN 18:00 / START 19:00
【入場料】予約1500円 / 当日2000円(共に飲食代別)
予約は電話予約
●阿佐ヶ谷ロフトA 03-5929-3445(17:00-24:00)
または、WEB予約にて受付中(WEB予約、電話予約、当日券の順で入場)
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/reservation/reservation.php?show_number=330
ラベル:講演会
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2009年11月19日

色川先生 新刊情報

色川先生の【若者たちが主役だった頃】の続編の筆が進んでいるようです。

新作原稿.jpg

安保運動、近代国家の出発の苦悩を綴ったその後の現代史を描いているようです。

私自身も時代、世の中を意識し始めた頃です。書店に並ぶのが楽しみです。


新作原稿2.jpg
ラベル:色川大吉
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2009年06月01日

5.31色川大吉先生講演会(フォト)

昨日UPしようと思っていましたが。。。。。すいません。

取り急ぎ昨年同様、写真をUPしておきます。
とにかく色川先生がお元気で饒舌だったことに安心をしました


5.31色川先生.jpg

5.31色川大吉2.jpg

5.31色川大吉3.jpg

講演会の模様

5.31色川大吉4.jpg

5.31色川大吉5.jpg

懇親会場で


当日の模様を会員の方がブログに書かれています

酔流亭日常〜色川大吉さん講演会
http://suyiryutei.exblog.jp/tb/11136704

昼下がりのマダム〜色川大吉先生の講演会に行って来ました
http://tisatokoara1960.at.webry.info/200905/article_21.html

ラベル:色川大吉
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2009年05月25日

5/31色川大吉先生講演会 いよいよカウントダウン

年に1度の!

色川大吉先生講演会
〜 『昭和の終焉』とわたしたちの時代〜

 名著『明治精神史』の著者が、行動する歴史家・市民運動リーダーとしてかかわり続けた1970年代から80年代の、水俣・自由民権100周年・日本はこれでいいのか市民連合・天皇裕仁の死と昭和の終焉・チベット問題などをふり返りながら、混迷する現代の世相を鋭くえぐる、年に1度の講演会!

  日時:2009年5月31日(日)午後2時開演
  会場:全理連ビル9階会議室 渋谷区代々木1−36−4
     http://www.riyo.or.jp/about/zen03.html

(JR線・都営大江戸線 「代々木」駅北口下車 正面のビル)
 資料代 1000円
  主催 フォーラム色川 (рO90−4914−4597安東)

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昨年の講演会の模様です

色川大吉先生 講演会速報(フォト)
http://firokawa1996.seesaa.net/archives/20080601-1.html

6/1色川先生 講演会概略レポート
http://firokawa1996.seesaa.net/archives/20080603-1.html
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2009年05月01日

5/31は色川大吉先生の講演会です

年に1度の!
色川大吉先生講演 会
 〜 『昭和の終焉』とわたしたちの時代〜

 名著『明治精神史』の著者が、行動する歴史家・市民運動リーダーとしてかかわり続けた1970年代から80年代の、水俣・自由民権100周年・日本はこれでいいのか市民連合・天皇裕仁の死と昭和の終焉・チベット問題などをふり返りながら、混迷する現代の世相を鋭くえぐる、年に1度の講演会!

●色川大吉先生特別講会
 2009年5月31日(日)午後2時演
会場 全理連ビル9階会議室 渋谷区代々木1−36−4
(JR線・都営大江戸線「代々木」駅北口下車 正面のビル)
資料代 1000円
  主催 フォーラム色川 (рO90−4914−4597安東)
ラベル:色川大吉
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2009年04月08日

色川先生のお仕事について紹介されていました

会員のかたよりメールをいただきました。

4/8(本日)の毎日新聞に掲載されたそうです。

色川先生の本業の方での紹介は最近では珍しいのではないのでしょうか?

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詩でよむ近代:北村透谷 楚囚之詩−−「自由」求める内面の劇

 早世の文学者はなぜか人気がある。石川啄木しかり、中原中也しかり、太宰治しかりだが、中でも北村透谷は生涯わずか25年4カ月余り。

それでも透谷抜きに近代文学は語れないほどの重みがある。

 透谷(本名・門太郎)は1868(明治元)年、今の神奈川県小田原市で生まれた。数え年は明治の年数と一致する。東京の自宅で自ら命を絶ったのは94年5月。2カ月後に日清戦争が始まっている。



あとの三個(みたり)は少年の壮士なり、

或は東奥、或は中国より出でぬ、

彼等は壮士の中にも余が愛する

真に勇豪なる少年にてありぬ、

左(さ)れど見よ彼等の腕の縛らるゝを!

流石(さすが)に怒れる色もあらはれぬ−−

怒れる色! 何を怒りてか?

自由の神は世に居(ゐ)まさぬ!

    (「楚囚(そしゅう)之詩」第五の冒頭)


 デビュー作「楚囚之詩」は89年4月、自費出版された。<政治の罪人として捕はれた>壮士が獄中での境遇や感情を述べるという設定で書かれた長編詩である。

自序で<今日の時代に意を寓(ぐう)したものではありませぬ>と断ってはいるが、当時の自由民権運動が影を落としているのは明らかだ。

 民権運動との関係については、色川大吉氏の優れた研究がある。

その著書『北村透谷』によると、透谷は83年から本格的に運動に加わった。「土岐運来(ときめぐりきたる)」(時運来)の文字を染め出した紺の法被を着て、小間物の行商をしながら「自由」を宣伝して歩いたともいう。

 だが、民権運動が最も高揚したのは国会開設請願運動から「明治14年の政変」にかけての80〜81年で、透谷の参加は退潮期に当たった。

この「不運が透谷の民権運動家としての性格を特徴づけた」(同書)。84年に加波山事件などの武装蜂起が鎮圧される中で、透谷は「世運傾頽(けいたい)」を嘆く言葉をつづっている。

 運動家としての不運が文学にとっても不幸とは言えない。透谷の場合、キリスト教の信仰や家の窮乏、恋愛も複雑に絡み合っていたが、「自由の詩人」と呼んでみたいほど民権運動の背景は大きかったと感じる。

 明治の変革期に透谷がつかみ取ろうとした表現は、ともすれば押し込められる枠組みとの戦いの跡をとどめていると思う。

それは儒教的倫理と西欧思想との挟み撃ちにあった明治の精神と同様に、いわば七五調の韻律と「新体詩」待望の圧力にさらされていた。そうしたくびきを自ら解き放とうとする前例のない試みが透谷の詩だった。

いかに不完全に見えようと、「自由」を求める内面の劇が島崎藤村ら同時代の若き文学者だけでなく120年後の読者をも動かすのは、そのためだろう。

【大井浩一】
※強調はスタッフ

毎日新聞HP
http://mainichi.jp/enta/art/news/20090408ddm014040083000c.html
ラベル:色川大吉
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2009年03月09日

5/31色川大吉先生講演会の詳細がきまりました!

5/31の色川大吉先生の講演会の詳細が決まりましたのでご連絡致します

どうかみなさまご友人をお誘いの上足をお運びください^^


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色川大吉講演会

「『昭和の終焉』とわたしたちの時代」

日時:2009年5月31(日)
   開場 13:30 開演 14:00

場所:全理連ビル9F (JR千駄ヶ谷駅 徒歩1分)

http://www.riyo.or.jp/about/zen03.html


資料代 1000円

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昨年の講演会の模様です

色川大吉先生 講演会速報(フォト)
http://firokawa1996.seesaa.net/archives/20080601-1.html


6/1色川先生 講演会概略レポート
http://firokawa1996.seesaa.net/archives/20080603-1.html

ラベル:色川大吉
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2009年02月06日

速報! 色川先生講演会 5月31日(日)に開催!

【フォーラムデイズ2009.2】(1)

色川先生講演会
(会場未定・決定次第発表)
 フォーラム色川では、今年も色川大吉先生講演会を開催します。
 
今年のテーマは、先生がいま執筆中の昭和自分史第4部・昭和の終焉の時代となるでしょう。

もちろん先生のことですから、イスラエルに無惨に破壊・殺戮されたパレスチナのガザ地区の問題などの現代の問題にも触れられるでしょう。

なにより、今年は選挙の年ですから、そのときまさに「自民党政権の崩壊」という時代の転換点にいるかもしれません。楽しみな講演会になると思います。

 色川大吉先生は現在、「昭和の終焉」(仮題)を執筆中です。

 自由民権100周年、水俣への取り組み、日本はこれでいいのか市民連合、そして昭和天皇の死と自粛、ベルリンの壁崩壊と米ソ冷戦の終焉など、70年代から80年代は激動と爛熟、そしてひとつの時代の終焉がすべての人々のこころに刻まれた時代でした。

 それを1冊の本にするのは、ものすごい困難な仕事ではないかと思います。その渦中に、色川先生から直接お話を聞き、私たちの反応を見ながら、また執筆に取り組むというのが、この講演会のもう一つの意義であると思います。

 つまり、昭和自分史を私たちもともに振り返って創っているのです。
 全国の会員のみなさん。ぜひこの機会に、色川先生と直接交流するために集まってください。

講演会は午後になるでしょうから、午前中には、フォーラム色川総会も準備します。もしこの日が選挙の投票日になっていたら、投票できる時間帯を考えて開催します。

ぜひ多数の方のご参加をお待ちしています。

色川先生側面.jpg
※写真は昨年の講演会のものです

ラベル:色川大吉
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2009年01月14日

論 説 「歴史と文学」の境界をずらす     ―色川大吉の歴史小説論を中心として―

会員の方から色川先生の情報をいただきました。
抜粋してブログに掲載させていただきます。

(中略)

もう先月号になってしまいますが、図書館の雑誌で題名を見つけたので、すでにチェックされているかも知れませんが、情報をお送り致します。

『歴史評論』2009年1月号  (歴史科学協議会編集、校倉書房)

論 説 「歴史と文学」の境界をずらす
    ―色川大吉の歴史小説論を中心として―             

花森 重行  (56ページ〜69ページ)

岩波現代文庫 色川大吉/明治精神史(下)
で解説を書いている花森重行という人が、色川大吉の「歴史の方法」他の本を論じているようです。

(中略)

なかなか読む機会のない雑誌ですが、一度図書館でチェックをしようと思います。




(注)論文が掲載されているのはこの号ではありません
ラベル:色川大吉
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2008年09月17日

『明治精神史』本日復刊!

本日、9/17色川大吉先生の『明治精神史』が岩波現代文庫で復活しました。
今までなかなか手に入れられなかった方本屋に走りましょう。

岩波書店HP
http://www.iwanami.co.jp/

明治精神史宣伝.jpg
ラベル:色川大吉
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2008年09月06日

『明治精神史』9/17復刊!

講談社現代文庫で絶版状態だった色川大吉先生名著
『明治精神史』が岩波現代文庫で復刊します。

岩波冊子.jpg
明治精神史宣伝.jpg


講談社現代文庫はアマゾンや古本屋で細々と手に入れることができましたが、これからはやっと手に入れやすくなります。なかなか購入できなかった方是非この機会にご購入ください。

尚、フォーラム色川では『色川大吉』を読むという朗読会を行っています。独りでは読みづらいと思っている方がいらっしゃいましたら一緒にどうでしょうか?

朗読会風景.jpg



岩波書店HP
http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/qsearch
ラベル:色川大吉
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2008年07月29日

アスパラクラブに色川大吉先生の記事がでていました

2008年7月29日の朝日新聞アスパラクラブのページに色川大吉先生の記事が掲載されていました。

気軽に借り合う「猫の手」
色川大吉さん(歴史家) 

 「猫の手くらぶ」は猫好きの集まりではない。「猫の手でも借りたい。でも、謝礼などで気兼ねしたくない」と考える中高年たちが育てた互助組織である。メンバー29人は山梨県八ケ岳南麓に住む。今年で発足8年。代表は歴史家の色川大吉さん(83)だ。

 「近所のひとり暮らしの女性から『海外出張の間、犬の散歩をお願いできませんか』と頼まれたのがきっかけです。この地区は夫婦2人だけやひとり暮らしが多い。不便や不安は日常的ですが、役場は遠いし、頼りになる友だちがいない人もいる。気軽に助け合える会を作ろうと誕生しました」

 3人で始まり、翌年は10人、翌々年は20人に増えた。会員間だけで通用する通貨「ニャン券」を発行している。1ニャンは500円相当で、入会時に10ニャン券を買ってもらう。駅までの送り迎えは2ニャン、薪(まき)割りなど力仕事は4ニャン……。ニャン券は会員たちの間をぐるぐる回っている。

 当初は最寄りのJR駅までの送迎が多かったが、近年は留守中の家の見回りや庭仕事、病気のときの手伝い、花の水やりが中心だ。家のカギの場所を教え合っている仲間もいる。桃の花見、そうめん流し、映写会、紅葉狩り。様々なイベントの呼びかけや出欠は電子メールでやりとりしている。

 全国各地に似たような会はあるだろう。だが、なぜ長続きしているのか。色川さんの説明は明快だった。

 「過去や経歴は本人が言わない限り探り合わない。今の人柄を尊重しています。自慢話も嫌われます。会則も会費もなし。意思疎通を大切にしたいので会員も増やさない。つまり、仲間割れする余地がないのです」

 色川さんは八ケ岳を「終(つい)の棲家(すみ・か)」と決めている。10年前「肝硬変直前」と診断された。化学療法ではなく、免疫力を強めて肝炎ウイルスと闘うことにした。

 手がけている仕事を全うするため、東京の住まい、縁や義理などを捨てられるだけ捨てて、ひとりで移り住んだ。しかし、真冬はマイナス15度に冷え込むこともざらで、薪ストーブを5カ月間たいた。

 「孤独には慣れているつもりでした。でも、今度のひとり暮らしは死ぬまで続く。そう覚悟したとき、窓の外の景色が違って見えたのです。雪はいつかやみ、寒さもゆるみます。同じように春を待っている仲間が近所にいると気づいたのです」

 2年前、隣町に「犬の手くらぶ」が誕生した。「猫」と「犬」のメンバーの交流は盛んで、冬はスキー、初夏はホタル狩りなどを楽しんでいる。
文・写真 古舘謙二
(2008.7.29 朝日新聞)

「みどりの一期一会」では記事がスキャナーされて、写真もご覧になれます
http://blog.goo.ne.jp/midorinet002/e/6ccda5f0172216256d2661cec40b113d
気軽に借り合う「猫の手」〜色川大吉さん(歴史家) /朝日「アスパラクラブ」


最近、色川先生新聞記事に出ていますね。
少し不思議な気がしますが、(猫の手が話題になっているのでしょうか?)写真で色川先生が元気そうなのがわかると、気分が明るくなります。

ちなみにフォーラム色川が最近やった色川大吉先生の講演会の模様は
http://firokawa1996.seesaa.net/archives/20080601-1.html
(写真)
http://firokawa1996.seesaa.net/archives/20080603-1.html
(レポート概略)
posted by フォーラム色川 at 17:47| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 色川大吉先生インフォメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月17日

色川大吉先生の記事です

2008/7/15の朝日新聞夕刊に色川先生のインタビュー記事が掲載されていました。以下その文章です。

追憶の風景 粕尾(栃木県鹿沼市)

歴史家 色川大吉 

村暮らし 民衆史の起点 

 大学を出た1948年の春、できたばかりの新制中学の社会科の教師になりました。場所は栃木県上都賀郡粕尾村。合併し今は鹿沼市の一部になりましたが、足尾銅山の山一つ南側で、傾斜のきつい沢沿いの村でした。

 ナロードニキ(民衆の中へ)の思いがあったのは確か。敗戦から2年余で農地改革のまっただ中。農村に入り、指導することで改革を進めることができるはずだ。そう思ったのです。時代に浮かされていたのですね。

 ところが、指導するなどおこがましい。教えられましたね。民衆とは何かを。鍛えられました。歴史家は何を見て、いかに聞くべきかを。

 大学で親しかった友人が、郷里の村に帰って教師になると聞き、行動をともにしたのでした。就職のないのもきっかけだったのですが、直前になり大学の特別研究生に推薦された。彼にも大学の講師の口が舞い込んだ。しかしもう引っ込みはつかなかった。

 自分はすごいリーダーだ。民衆は遅れていて、現実の知識を持たないと思っていた。そんな頭でっかちのうぬぼれはすぐに砕かれた。彼は村で初めての東大生。

 それなのに変なアカ学生にそそのかされて戻ってきた・・・彼への期待が大きかったこともあり、村の人たちの僕への視線は厳しかった。

 勤めた中学校では、僕が辞めないならストライキをするとまで同僚の先生たちから総スカンをくってしまった。
    
 夏になって、青年たちとの交流が始まり、立ち直った。村の人たちに学び直そうと思った。青年たちと夜間学校を始めた。そこには奥深い、僕の知らない世界が広がっていた。

 社会科は科目ができたばかりで教科書もない。子どもたちと村役場へ行き調査をした。村の農業振興課、人口動態、出稼ぎ率、自給率・・・・といった具合だ。
 
教師の特権をいかし丹念に家庭訪問をした。担任は1年生の29人。すべての家庭で話を聞いた。村の歴史、出稼ぎの経験、暮らしぶり・・・・何でも聞いた。そのうちに、「おれの所へも寄ってくれ」と声がかかるようになった。たいがい男は自慢話で、女は苦労話。
 
足尾が近いので、田中正造をめぐる神話もあった。「田中先生はこの縁側に座って・・・」のような話。

 年代的にあわないので事実ではないことは明らかなのだが、神話=虚構がなぜ伝承されたかを考えなくてはいけないことを教えられた。ウソを恐れてはいけない。歴史家はウソと夢を追うのが商売だ。
 
一番驚いたのは秩父事件の伝承だった。徴兵されていた村人が、秩父から逃げてきた一団と銃撃戦になった。しかし、同じ百姓同士が殺しあえるかと、互いに空に向かって撃ったというのだ。しだいに、この村には、日本全体を語れる歴史があることを知った。
  
 その年の暮れ、彼は病気で亡くなってしまった。痛恨だった。僕たちには夢があった。美しい社会をつくるという夢。だが、それは当時の若者ならたいがいが持っていた夢だ。中国をはじめアジアが大きく変わろうとしていた。日本も変わるはずだと信じていた。貧しかったが社会全体が熱かった。
 
 僕の村での暮らしは1年で終わったが、庶民・農民・民衆の実態を教えられた。その後の僕の民衆史研究は、間違いなくこの村で始まったのです。

                   (聞き手 渡辺延志記者)

※ 『みどりの一期一会』というサイトで、この記事を写真入りでスキャナーして紹介しています。
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/a79c9bb154a774d58a1f85e24eaf4d03/ea

ラベル:色川大吉
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2008年06月13日

色川大吉先生新刊紹介!

色川大吉先生の新著
『八ヶ岳南麓〜猫の手くらぶ物語』
(山梨日日新聞社刊 1800円【税抜】)

猫の手.jpg

この本には、10年前に八ヶ岳南麓の大泉村(現北杜市大泉町)に居を移した色川先生が、同じように都会から移住し、森の中の生活を過ごしている人々と全く新しいコミュニティー(猫の手くらぶ)を作った経過。

さらにはその“森に生きる人々”の豊穣ともいえる人間性の豊かさ。

そして、その人々の豊かさ交流のひとつひとつが魅力的に描かれています。

「こんな生活をしてみたい」憧れる人が多いのではないでしょうか?
是非。お薦めします。
【A】
ラベル:色川大吉
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2008年06月03日

6/1色川先生 講演会 概略レポート

6/1昨日の雨がうそだったように東京は晴れ渡りました。
昨年の5月以来になる、色川先生の講演会。

始まる前まで、色川大吉ゼミナールOB、OG(当然ニセゼミ生もいます)とにこやかに歓談。よい雰囲気、そして50名を越す参加者の中講演会は始まりました。

(講演会の内容が前後あるいは曖昧な部分があると思います。概略だと思ってどうかご了承ください。)


まず、このシリーズについての最新刊について始まりました。
私も読みましたが、非常に読みやすく面白い。先生が“自分でいうのもなんだが、いい本ができたと思う”といわれたのはよくわかります。

色川先生側面.jpg

歴史家がこういった本をだすことはめずらしい。歴史家は、歴史的事実を客観的に解釈することが仕事だと思っている。

しかし、解釈には必ず主観がはいっている。
その主観も含めて隠さずに表現することが重要なのに、それを歴史家は手抜きをしてきただから、歴史小説に読者をとられてしまったのだ

と話されこの作品の意義を改めて理解しました。

そういった中、次回作ことに話がつながっていきます。

色川先生曰
“世界史的なインパクトのあった年代は1989年だ”

共産圏の崩壊は、世界的にみて大事件である。
9.11が世界史的な意義があるというが、それは《アメリカが世界の中心だ》と思っているアメリカとアメリカに従属している国だけの話であって、世界的にみれば全くのナンセンスである、と言われました。

講演(1).jpg

また日本でも、昭和天皇の死亡というひとつの節目の年であった。
連日のように報道される、天皇の病状、「自粛」の嵐。。。。

政治経済に目をむければ、小泉構造改革(以前に書いたようにこれは(海外進出できるような)大企業が大もうけをする改革)の前史であり、国鉄を初めとする大労働組合の解体などが行われた時代

そして日本がバブル経済へひた走る時代ということになっていく時代

そして物、金にまみれた世の中のある部分でオウム真理教のような新興宗教が大きくなっていく時代

その中で、自分の歴史的事実を記載して、次回作の資料として使っている貴重な手帳を参加者のみなさんに閲覧させてくれました。

手帳日記表紙

手帳日誌(中身)

このあたりから昭和天皇死亡などでの討論番組のテレビ出演での出演者、特に亀井静香、上坂冬子などを当時の手帳の部分を読んで色川節でメッタ切りにされました。

また、この辺りから色川ゼミの盛り上がりや、イタリアからの留学生の話、右翼、左翼から追求された話、歴博のプロデュースの話、日本これでいいのか市民連合などの設立のうら話などをされ会場を大いに盛り上げました。


参加者側面.jpg

1時間半という予定あっという間に過ぎ、1時間以上オーバーして約2時間半超となる状態で講演会は終了。

残り少ない時間が質疑応答のなったのですが、ここも色川節でバンバンバーンと切りまくり。

曰く
日本で基本的人権を認められていないのは、皇族のみなさんである。
彼らは、引越しの自由や恋愛の自由もない。彼らを拘束しているのはほかでもない日本国民である。

ミャンマー人民の人権も大事だが、我々が拘束をしている皇族の人たちの人権のことも考えなくてはいけない。

曰く
新自由主義では、原油の価格はドンドン上がっていく、しかしそれは投機だからいずれは適正な値段に戻るわけだが、その時経済に与える影響は甚大なものだ。

それは日本では90年代でわかっているはずだ。
たとえば、国連で採択して利益の20〜30lを環境のために使うためといってとってしまえばいい。
自由にすべてをやらせるのではなく、しっかり規制をしないといけない。

そういった答えをされました。

質疑応答.jpg

最後に
“もし次回作を書いたあと余力が残っていたら、今度は「戦前」に帰り、「昭和史 世相編」を書き直したい”と衰えぬ創作意欲を見せて講演は終わりました。


講演後もお疲れのところを、参加者のみなさんといっしょに喫茶店にいき、歓談に付き合っていただき本当に有意義な講演会となりました。
講演後喫茶店で.jpg
色川先生、および当日ご参加してくださいましたみなさまに感謝いたします。

帰りの色川先生.jpg



ラベル:色川大吉
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2008年06月01日

色川大吉先生 講演会速報(フォト)

6/1快晴の中
色川大吉先生の講演会が行われました



1時間半の講演が色川先生のノリで1時間オーバの内容になり、参加したみなさまにも十分に楽しんでいただいたものとなりました

内容は後日UP致します

取り急ぎ、雰囲気をつかめる写真を掲載させていただきます


楽屋で.jpg

楽屋の一こま

講演(1).jpg

講演模様(2).jpg

講演の模様

講演後喫茶店で.jpg

講演後、喫茶店で参加者のみなさんと
ラベル:色川大吉
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2008年05月30日

6/1は色川大吉先生の講演会です

『若者が主役だったころ』出版記念特別講演会

日 時 2008年6月1日(日)午後1時30分〜
会 場 三鷹市産業プラザ会議室 三鷹駅南口徒歩7分
    三鷹市下連雀3ー38ー4(рO422ー40ー9750)
テーマ「70年代・80年代と昭和の終焉まで」(仮題)
資料代 1000円 

詳細は
http://firokawa1996.seesaa.net/archives/20080509-1.html

よろしければ
http://firokawa1996.seesaa.net/archives/20080526-1.html

当日はお誘い合わせの上、足を運んでいただければと思います。
ラベル:色川大吉
posted by フォーラム色川 at 18:59| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 色川大吉先生インフォメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月26日

やる気まんまん

2週間ほど前に、色川大吉先生より6/1のレジュメが送られてきました。


レジュメ草稿

 手書きの草稿でA3サイズに5枚ほどの内容、今回の講演にかける熱意が伝わってきました。

 講演は『若者が主役だったころ』以後から昭和の終わりまで、次回作の内容が主体となりそうです。

 6/1をお楽しみに^^
ラベル:色川大吉
posted by フォーラム色川 at 12:01| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 色川大吉先生インフォメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月09日

色川大吉先生 出版記念特別講演会のお知らせ

色川大吉先生著『若者が主役だったころ』
出版記念特別講演会のご案内 

日 時 2008年6月1日(日)午後1時30分〜
会 場 三鷹市産業プラザ会議室 三鷹駅南口徒歩7分
    三鷹市下連雀3ー38ー4(рO422ー40ー9750)
テーマ「70年代・80年代と昭和の終焉まで」(仮題)
資料代 1000円 


色川大吉先生の新著『若者が主役だったころ〜わが60年代』が今年2月に岩波書店から出版されました。

 内容は、小学館から出版した「昭和自分史」シリーズの第1部・第2部のあとを継ぐもので








1960年前後の安保闘争の日々、そしてそこから民衆史の視点を確立していき、名著『明治精神史』が生まれた経過を書き記した記念碑的労作です。

 その出版を記念して、色川先生をお招きして、特別講演会を開催します。

今回の講演は、さらにその後の70年代・80年代から「昭和の終焉」までを語って頂く予定です。ぜひ多くの方のご参加をお待ちします。

 
ラベル:色川大吉
posted by フォーラム色川 at 20:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 色川大吉先生インフォメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月15日

色川大吉先生 最新刊 本日発売

★色川大吉先生の新著発刊! 

若者が主役だったころ 〜わが60年代〜  

(岩波書店 定価3,150円 税込み)


 待望の色川大吉先生の昭和自分史の続編が発刊となります。
 出版社を岩波書店に変えて、タイトルも変わりますが、昭和自分史の続編であることは間違いありません。
 
新著はこんな風に紹介されています。
「1960年代、人々はなお貧しくても前途に希望をもって生きていたし、学生や若者たちが歴史の前面に出て主役を演じていた時代でもあった。」

戦後復興が終わった1956年から68年まで、安保、オリンピック、高度成長、文革、ベトナム戦争、学園紛争と激動する時代を、同時代史と切り結んだ痛覚から生々しく描き出す」 

 ぜひ本屋、岩波ブックサーチ、AMAZONにお急ぎ下さい。

 できれば次回の現代史講座にも本を並べたいと思っています。

岩波ブックサーチ
http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/qsearch

昭和自分史シリーズ









ラベル:色川大吉
posted by フォーラム色川 at 09:22| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 色川大吉先生インフォメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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