2010年02月27日

講座「現代史を読む」第35回のご案内

色川大吉先生は戦後史をどう生きたかG

わが60年代
『若者が主役だったころ』を読む

  第1章 新しい人生への再出発(後半) 

特別写真展 色川大吉先生と1960年代の多摩の風景
 

 日 時 2010年3月6日(土)午後1時半〜
 
 会 場 武蔵野公会堂第1会議室 (開場午後1時)

(午前中は「『明治精神史』朗読会」を午前11時から。講座「現代史を読む」は資料代500円。「『明治精神史』朗読会」は300円)

 「色川大吉は戦後史をどう生きたか」第7回の前回の講座は、色川先生が歴史家としての道を歩み出す過程を描いた『若者が主役だったころ』の第1章に入りました。

 時代は1955年から1960年にかけて。この時期、実は日本の戦後思想史にとって、重大な事件が2つも起きています。日本共産党の「第六回全国協議会」

つまり、共産党が山村工作隊などによる武装闘争から平和闘争へ転換した「六全協」事件です。この大転換に惑い・悩み・破綻していった若者たちの物語は、映画『日本の夜と霧』(大島渚監督)や小説『されどわれらが日々』(柴田翔の芥川賞作品)などにリアルに描かれています。
それをサブレポートで紹介しました。

 さらに、「スターリン批判とハンガリー動乱」も戦後の日本の大きな思想的問題としてショックを与えたようです。

 色川先生がそれをどうとらえ受けとめたか。それをできるだけリアルに再現するため、2つのサブレポートを提供しました。

 第1章の後半では、色川先生が北村透谷の足跡を求めて多摩の地をつぶさに調査している中で、衝撃的な「須長文書」を発見して、のちに戦後民衆史の画期的な論文となる『困民党と自由党』に結晶した時代が描かれています。それを今回のテーマにします。
 
今回も、前回好評だったレポーターとサブレポータによる総合的な発表という形をとって、「須長文書」や「北村透谷と多摩」「石坂公歴」「若林高之助」など、色川先生にとって大きな意味を持つ事件、人についてサブレポートを発表しながら、つぶさに読み進めていきます。

 フォーラム色川の原点に戻り、色川大吉先生の思想と成果を継承していくため、歴史家であり近現代思想の研究者である色川大吉先生が、いったいどのように形成されていったか。

それを追体験するために、「昭和自分史」を多様な角度から読み進めていくのです。
 
 同時代を生きた人びとにも、歴史研究や自由民権運動に興味のある方にも、市民運動・住民運動にもかかわりのある方にも、色川先生のファンの方にも、面白い講座となるように、進めていきたいと思います。

ぜひ多くの方のご参加をお待ちしています。

特別写真展 色川大吉先生と1960年代の多摩の風景について

 色川先生が北村透谷や武相困民党の資料や文書を求めて、まだ緑の山野が美しかった1960年代の多摩を歩いてまわったことは、『若者が主役だったころ』にも詳しく書かれています。

さきごろフォーラム色川の資料を整理していたら、偶然にそのころの先生が多摩の風景を背景に歩いている写真が何点か出てきました。
 
フォーラムの会員の方も、講座参加者も初めて見る写真だと思います。ぜひ今回の講座の会場で御覧になってください。


★今後のスケジュール

☆名画から現代を読む 小津安二郎の名画『東京物語』
 2010年5月15日(土)午後1時半〜武蔵野公会堂会議室

 かつて色川先生も見て感動し、いまも世界中の映画監督から感嘆と賛美の声が絶えない名画です。この機会に、なぜ戦後10年余で日本にこのような名作が生まれたのか。いまなお心を打つものの正体は何か。みなさんと一緒に鑑賞して考えます。

☆現代史を読む第37回「色川先生は戦後史をどう生きたかI」
 色川先生の名著『困民党と自由党』を読む
 2010年6月5日(土)午後1時半〜武蔵野公会堂会議室

☆フィールドワークの予定

@「鞆の浦環境訴訟の現地と尾道を訪ねるツアー」
 
 江戸時代から残っている貴重な港湾の遺跡とまちなみが美しい広島県福山市の鞆の浦は、坂本龍馬が海援隊の商船「いろは丸」の衝突・沈没事件で紀州藩との交渉を行った場所としても有名です。

その美しい土地の風景と海岸線を消し去って道路と橋を架けるというあまりにもひどい環境破壊に対し、住民が起こした「
海岸埋め立て・架橋建設差し止め訴訟」に広島地裁で画期的な判決が出ました。

日本では初の行政の環境破壊に待ったがかけられた裁判でした。行政は控訴しましたが、民主党知事の登場で、もう一度最初から話し合うことになりました。

 その鞆の浦裁判の現地をフィールドワークして、原告の住民の人たちからお話を聞きます。さらに、電車で20分の尾道を訪ね、大林宣彦監督の名画『転校生』『時を駆ける少女』『さびしんぼう』の世界をフィールドワークし、おいしい瀬戸内海の魚を食べる内容充実の魅力的な、格安料金ツアーです。
 
鞆の浦は、大河ドラマ「龍馬伝」のロケハンの地で、宮崎駿の『がけの上のポニョ』の舞台になったところ。尾道は、5月15日の「名画から現代を読む」で鑑賞する『東京物語』の舞台です。とても素敵なところですよ。

期日 5月を予定(1泊2日)。


A「あらためて歴史民俗博物館を訪ねるツアー」

 来年出版される色川大吉先生の新著では、千葉・佐倉の「国立歴史民俗博物館」誕生までに色川先生が企画・設計段階からいかに中心的にかかわったかが感動的に描かれます。

色川先生の新著を読み、歴博の誕生物語を追体験し、実際にいまの歴博を訪れるツアーです。1983年に歴博が生まれてから26年。

フォーラム色川では1996年に歴博ツアー、さらに近代の企画展示に訪れて以来の3回目の歴博ツアーを予定しています。期日は先生の新著が出たあと、2009年秋になると思います。

ラベル:講座情報
posted by フォーラム色川 at 01:01| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | フォーラムインフォメーション(告知) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月23日

大人の対応(?)2

【スタッフの独り言2/22】

「脚本読んで電気が走った」=ベルリン映画祭で女優賞の寺島しのぶさん
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100221-00000068-jij-soci

<寺島しのぶさん>若松監督が受賞メッセージを代読
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100221-00000054-mai-soci



ベルリン国際映画祭で寺島しのぶさんが35年ぶりに最優秀女優賞を受賞したというニュースを観ました。

“へ〜”という感想の後にその受賞した【キャタピラー】という作品が若松孝二監督作品だということでやや驚きました。

学生運動世代の方には有名なようですが、私は数年前【実録・連合赤軍 あさま山荘への道程】を鑑賞が初見だったと思います。

で、先ほどパンフレット(にしてはごついですが)みたら2008年に上記の作品で国際芸術映画評論連盟賞、最優秀アジア映画賞を受賞しているんですね。

連合赤軍パンフ.JPG

で、テレビ、ネットの情報では寺島しのぶさんが女優賞をとったことや若松監督がメッセージを代読したことにはふれましたが、やはり若松監督については触れないのだな〜と感心しました。

みんな大人なんですね。

で若松作品が話題になった本日、TVで佐々淳行原作の『突入せよ!“あさま山荘”事件』が放送されていたのが偶然ですがちょっと出来すぎかなと思いました。

5/6 実録・連合赤軍
http://firokawa1996.seesaa.net/article/96485463.html
ラベル:雑談
posted by フォーラム色川 at 00:13| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム スタッフの独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月15日

映画『ウィニングチケット』観賞

【スタッフの独り言2/15】

先日のファーラムの講座でハンガリー動乱についてレポートがありました。

講座の前に雑誌を観ていたら、講座の終わった後ですがハンガリー動乱の時代を扱った映画が上映されると情報を得ました。

ウィニングチケット.JPG



講座の最後に一緒に見に行く方を募ったところ、スタッフ含め4名が先日の土曜に雨の渋谷に足を運びました。

で、感想。

参加していただいた方からの感想

うーん 分かりにくかった、先週のレポートがなかったらまるでダメだろう… 。

企画は良かったのにもったいない★★
せめてヒロインの歌はちゃんと唄って欲しかったね〜(Hさん)



おもしろい映画の感想は簡単だが、つまらない映画のコメントは難しいね。


少々ネタバレですが、立ち上がった民衆によって倒された○○○○が主人公に向かって突っ込んでくる場面がありますが、映画前半だけどこれがもうクライマックスです。(スタッフM)

注:○○○はブログ担当者が伏せさせていただきました



で、私の感想
映画運の悪さは去年から続いているの〜(T T)

これだったら【アバター】を観た方がなんぼかよかったと思います。

まず、説明不足。
状況の設定があまりにもわかりづらくて厳しかったです。(もし前回の講座を聞いていなかったら何もわからなかったかも。。。。聞いていても再度聞きなおしてしまいました)

ハンガリー動乱当時の状況をしっかり把握している方にはお勧めかもしれません。

サッカー好きの私には小道具でチミッと感心しましたが、その程度のもの雨の中足を運んでいただいたみなさんに申し訳なかったです。
ラベル:映画
posted by フォーラム色川 at 21:23| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム スタッフの独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月12日

三度(みたび)予想は外れるのか?

【スタッフの独り言2/12】

先日、購読している雑誌にサッカー日本代表の岡田監督の下記の記事が掲載されていました。


(中略)岡田氏はロジックを使って選手を指導するのが得意な監督です。

例えば、相手のカウンターアタックに対し自軍の選手がどのように動くべきか指導すれば、失点が減り勝つ可能性が上がる。

攻撃面に関しても、相手守備はまず中央を固めるので、サイドにボールを出すように指示を出す。そうすると得点が増えるので、やはり勝つ可能性が上がる。

そうやって指導していった結果、試合に勝てるようになり、横浜FMは岡田監督の就任1年目でJリーグ優勝を果たしました。

選手たちは、監督が指導した通りに動くことで勝てるようになるので、監督の言うことを素直に聞くようになりました。

しかし選手たちは、監督のロジックを理解するのではなく、監督の言う通りにすれば勝てると考えるようになっていました。

本来であれば、中央が空いている場合は中央から攻めた方がゴールに近い。しかし、選手たちは監督の指示通り、中央が空いている場合でもサイドへとボールを出すようになってしまったのです。

岡田監督は、これを選手の問題ではなく自分の指導方法に問題があるのではないかと悩むようになります。

リーグ連覇を達成した岡田監督ですが、3年目は選手たちの自主性に任せた結果、中位に終わりました。

4年目のシーズン中に監督を辞した岡田氏は、自身の殻を破るための「秘密の鍵」を見つけるため、空手や古武術、気功や占星術など様々な勉強をします。

しかし最後まで「秘密の鍵」を見つけることはできませんでした。

現在も彼は「秘密の鍵」をできないまま、代表監督を続けているといいます。(中略)
        

  TV Bros サッカー馬鹿につける薬 「岡ちゃんと秘密の鍵」より

この記事を読んで、かすかな期待を持っていた今年のワールドカップの予選リーグ突破の夢を完全に吹き飛ばされました。

「なぜ、日本の選手は自分で考えないのか?」という日本のサッカー最大の欠点(というよりは日本社会全体の問題ですな)のことはこの際無視します。

ワールドカップまで数カ月しかないなかで、指揮官が迷い悩んでいること自体そもそも問題でしょう。むしろ選手たちが自主的に考えないのであれば岡田監督の得意とするロジックな指導方法で自信を持ってやるしかないのではないでしょうか?

私思うに今ワールドカップ本大会に出場する監督は「秘密の鍵」など探していないで自分の自信と実績のある指導方法で予選リーグ突破を考えていることだと思います。

そういった意味ではこういう監督が代表の指導者である上に、予選リーグの対戦相手が全くもって予断を許さないレベルのチームだと思うと鉄板予選リーグ突破はないと確信しました。


とこのことをフォーラムのスタッフの一人に話したところニヤリと不敵な笑みを浮かべて

“あなた4年前ワールドカップの優勝予想をした時、開口一番に【イタリアの優勝は無い!】っていい切りましたよね”

さらに

“それに去年の今頃WBC(ワールドベースボールクラシック)の優勝予想の時も【日本代表の優勝は無い!】って言い切りましたよね”

と突っ込まれてしまいました。(苦笑)


。。。。。。といううことは私がこの予想を心から天地天命を誓って信じているとまさかの大番狂わせが起こるのか。。。。。。


果たして三度(みたび)予想が外れるのか?6月まで楽しみが増えました。
ラベル:スポーツ
posted by フォーラム色川 at 20:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム スタッフの独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月08日

『坂の上の雲』に関する講演会お知らせ

3講演あります。NHKのドラマ第二部が始まる前に一度勉強してみてはいかがでしょうか?

それにしてもフォーラムの【司馬遼太郎の本当のかたち】はやや拙速でしたかね。。。。



立川九条の会 学習講演会
『坂の上の雲』と司馬史観

日時:2010年2月19日(金) 19:00〜

場所:立川市柴崎学習館(旧中央公民館)

講師:中村政則 一橋大学名誉教授

入場無料


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東京都歴史教育者協議会 第43回研究集会

記念講演 
『坂の上の雲』と歴史教育の課題


日時:2010年2月28日(日) 9:30開場 10:00開会

場所:桐朋中学高等学校

参加費:会員 学生 500円  一般 700円

講師:中村政則 一橋大学名誉教授

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『坂の上の雲』と司馬史観
〜中村政則さんと語る〜


日時:2010年3月13日(土) 13:00〜

場所:府中ルミエール(市立図書館)

講師:中村政則 一橋大学名誉教授


『坂の上の雲』と司馬史観

『坂の上の雲』と司馬史観

  • 作者: 中村 政則
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/11/14
  • メディア: 単行本






ラベル:講演会
posted by フォーラム色川 at 23:05| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | その他インフォーメーション(告知) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月02日

なんとか手が自由になりました

【スタッフの独り言2/2】

およそ1カ月第四指と小指が固定から解放されました

手2.2.jpg

まだ、動きがぎこちないですが、あるのとないのでは全然違いますね


1月はほとんど更新できませんでしたが、今月はどんどん更新していきたいと思います。

どうかまたお付き合いください。
ラベル:雑談
posted by フォーラム色川 at 22:51| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム スタッフの独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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